H26年度 OB等リレー講座

第一回 OB等リレー講座

7月10日(木)の3・4校時に今年度第1回「OB等リレー講座」(2年生対象)を実施しました。


講師に本校OBの山内成朗さん(株式会社ヤマウチ代表取締役社長)をむかえ,高校時代の思い出,起業時の苦労,震災後の取り組み,そして社会貢献活動などについての貴重なお話をしていただきました。当日は,同窓会の皆さまにも参加いただき,OBの皆さまにとっては懐かしい話しに思いを馳せながら,生徒諸君も日頃聞くことのない話に興味と関心を示しながら聞いていました。

山内さんは高校時代,最初,甲子園を目指して野球部に入部するもいろいろな事情で退部し,その後,体の大きさを見込まれ柔道部に入部し,柔道に全力で取り組んでいたとのことでした。高校から柔道を始めたにも関わらず,恵まれた体格もあり,3年生のときは県でも上位に食い込むことができたそうです。勉強については怪我による長期欠席により,進級も危ぶまれる状況になったこともあったそうですが,周囲のサポートと本人の努力により無事に進級・卒業されたということでした。周りの同級生を見ても,高校時代に勉強に限らず何かを頑張っていた人は成功している人が多いので,生徒諸君も何かを頑張る高校生活を送ってほしいとのことでした。

高校卒業後は警察官になったものの,起業の夢があきらめられずに辞職し,ダンロップで1年間営業として働いたそうです。起業後は,周囲の予想に反して営業時代のお客さんのほとんどが再び利用してくれたそうです。その理由は,若くて熱い想いがお客さんに伝わったためで,口先よりもどんな想いで仕事をするのかが大事なのだと話されていました。

生徒たちは,岩出山高校の卒業生にCMに出てくるくらい有名な会社の社長さんがいるということに対して,まず驚いていたようです。そして,山内さんのエネルギッシュでチャレンジ精神にあふれた人柄に触れて,自らの進路についても前向きに考えていこうと思った生徒が多くいたことと思います。

 

第二回 OB等リレー講座

 7月22日(火)にスコーレハウスを会場に,今年度第2回のOB等リレー講座(全校生徒対象)を実施しました。

今回講師にお迎えしたのは,獣医師(株式会社ビーティーエヌ専務取締役)の遠藤眞幸さんです。前半は,「青い地球は誰のもの」と題して,獣医師としての専門分野はもちろんのこと,広く地球環境の問題や人間生活の問題などを中心にお話をいただき,後半は趣味で始められたという歌やハーモニカの演奏など大いに盛り上がりました。当日は,遠藤さんの同級生の方が数名会場に駆けつけ,中にはわざわざ横浜から今回の講演のために見えられた方もいらっしゃいました。そんなこともあり,講演の中でも折に触れて友人との思い出話がおりまぜられ,50年以上もの時を超えて,当時の懐かしい光景を垣間見ることもできました。

講演で,遠藤さんは地球環境の問題に触れ,近年,地球上の生命のバランスが大きく崩れ始めているとの警鐘を鳴らしていました。特に地球規模での人口増加は重要な問題であり,人口の増加は地球温暖化にも大きな影響を与えているとのことでした。現在の南極やグリーンランドの氷河の映像を示し,温暖化にともない氷河が溶け出し,この解氷がこのまま進行すれば,地球規模での海面上昇は避けられず,われわれの生活圏にも多大なる影響を及ぼしかねないとのことでした。何よりも重要なのは,一高校生であったとしても,決して人ごとではないということで,日本はもちろんのこと,地球に住む人間一人一人が根本的に環境に対する考え方を変えない限り解決できない問題であり,これだけ大きな問題でありながら各自がいかに自分のこととしてとらえることができるかが重要であるとのことでした。これらの問題は,多くの人は,ともすると日常生活ではほとんど意識していないのが現状で,ついつい遠い世界の話に感じてしまう部分も多々ありますが,今回の講演で,生徒もわれわれも地球人の一人として,時にこのような問題を深く考えることが重要であると感じさせられました。

講演の後半では,高校時代から趣味で始めたという歌やハーモニカなどを演奏していただきました。途中 ドイツ語の歌の前に,簡単なドイツ語レッスンが行われ,多くの生徒が初めての経験だったとは思いますが,皆積極的に楽しくドイツ語とふれあっていました。わずか5分程度のレッスンでしたが,ドイツ語で数字の10まで数えられるようになったことと思います。

遠藤さんにとって歌は単なる趣味ではなく,幾度と繰り返される人生の苦難において,常に心の支えになっていたとのことでした。深くのめり込める趣味を多く持つことで人生を豊かにし,ちょっとしたことではへこたれない強い心を作る源になるのだとのことでした。生徒諸君も,そんないきいきとした遠藤さんの姿に,趣味の大切さを大いに感じたのではないかと思います。

そして最後に,今回の公演を締めくくるかたちで,遠藤さんは一つの言葉を生徒諸君に伝えました。「夢は逃げない,逃げるのは自分である」です。獣医師として,企業人として,音楽を楽しむ一人の人間として,どの世界においても夢を持ち続けてきた自分の人生を例に挙げて,意欲や希望を失わずに豊かな人生を送ることができているのも夢を持ち続けてきたおかげであるとのことでした。本日の講演においても随所に夢を追い続けている姿が垣間見れ,また人生において少しずつ実現している有言実行の姿が大変印象的でした。

生徒の皆さんも今日の講演から多くのことを学んだ事と思います。地球環境の話からドイツ語,歌や音楽などの趣味,そして夢の話まで多岐にわたる内容でしたが,自分の人生を豊にするべく,今回の話を今後の人生に大いに参考したいものです。

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