H27年度 OB等リレー講座

第一回 OB等リレー講座

 初夏を思わせる陽光の中,本校OB高橋良明(よしあき)さんをお迎えして,第1回OBリレー講座が行われました。高橋さんは昭和34年度本校を卒業して上京。お客様の車を磨くというもてなしをきっかけに,人の縁ができ,国賓や政府高官をもてなす東京・新橋の老舗料亭「金田中(かねたなか)」の総料理長をつとめるまでの,努力の人生を丁寧にお話しいただきました。

見習いの一年目は板場(いたば)には入れてもらえなかったこと,親方に頼まれた買い出しの材料とメニューを必死で暗記したこと,「金田中」が火事で全焼したものの,大事なノートは焼けずに済み、幸いだったとのこと。それもこれも,すべてお客様のためという貴重なお話でした。高橋さんは,人生の転機(店を移ったことや,新しい店に総料理長として招かれたとき)にも人の縁が欠かせなかったことから,「人生は一人では生きていけない」というまとめが印象的でした。

天皇陛下が皇太子殿下でいらしたときにもお食事を差し上げる機会を得るなど,人の縁をとりもち,「現代の名工」にも選ばれた腕は,実は加美町のお母さんの心を込めた味に由来するものなのだそうです。

最後に,和食の基本である「出汁(だし)」と夏向きのさっぱりとした「トマトサラダ」を来場者全員で試食させていただきました。秋には新聞記事をまとめた本を出版されるなど,岩出山から日本を代表する「和食文化」を発信し続ける高橋さん。本校生の中で料理人になりたい人がいれば「手づるになりますよ」とありがたいお言葉も頂戴し,人の縁を感じる講演会となりました。
    「現代の名工」の盾をお持ち頂きました。 「夏に向かってトマトサラダ」を本校生徒もお手伝い。
 

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